どうも、Kazuです。
「ワークライフバランス」という言葉を聞くと、多くの人は「仕事はほどほどに抑え、プライベートも大切にしよう」というイメージを抱きがちです。
確かに、今や「とにかく働きすぎるのはよくない」と言われる時代ですし、周囲を見渡せば、無理をしすぎず趣味や余暇を楽しむことが推奨されているのも事実です。
しかし、“人生全体”という長いスパンでワークライフバランスを考えると、実はそのイメージとはまったく違う結論にたどり着くケースもあります。
■ 短期の“ほどほど”が、かえって長期のバランスを崩す
もし、若いうちに「今しかできない仕事」や「今こそ集中すべきビジネスのチャンス」が目の前にあるなら、それを後回しにしてしまうのは非常にもったいないことかもしれません。
なぜなら、今のあなたが持っているエネルギーや、周囲からの需要は、数年後も同じ状態で保たれるとは限らないからです。
短い目線で「働きすぎるとよくない」とセーブしてしまうと、長い人生の中で結果的に“ずっと仕事をし続けなければならない”状態から抜け出せなくなるリスクもあります。
一時的に頑張ることで財務基盤をしっかり作り、後々は自由に働けるようになる。
むしろ、短期的に頑張るからこそ、長期的にはより大きな自由と余裕が得られるのです。
■ 「今しかできない仕事」と「いつでもできる遊び」の天秤
旅行や趣味、家族や友人との時間を取ることは大切です。
しかし、これらは極端な話、30代・40代になっても続けられる場合がほとんどでしょう。
一方、若い時かや今のタイミングだらこそ、ビジネスで成功をつかむチャンスが目の前にあるなら、それを選ばずに先送りしてしまうのは非常に惜しいと言えます。
もちろん、遊びや余暇を完全に断つ必要はありません。
大切なのは、短期間でも全力で仕事にコミットすることで未来に繋がる基盤を作るか、
それとも「のんびり働き続ける」ことで「いつまでも仕事をし続けなければならない」状態に陥るか、どちらを選ぶかということです。
■ ハードワークこそ“本当のワークライフバランス”に繋がる
一時的に集中して働けば、将来的には経済的にも時間的にもレバレッジを効かせられるようになります。
具体的には、
- お金で時間を買えるようになる（家事や事務作業を外注するなど）
- より自由な働き方を選べる（好きなプロジェクトだけを選んで取り組む など）
- 人生の楽しみ方の選択肢が増える（早期リタイアや長期の海外滞在 など）
長期的に見ると、早い段階でハードワークにコミットした人ほど、その後の人生をより自由にコントロールできるようになっていきます。
少し頑張ったおかげで蓄えた資金やビジネス基盤が、将来の自分に“豊かな時間”をもたらしてくれるのです。
■ 仕事を楽しみながら、結果として余裕を生む
「仕事＝苦しいもの」という固定観念を捨て、自分がワクワクできる仕事を全力で取り組む人は、
結果的に長い目で見たときのワークライフバランスを手に入れやすいと言えます。
「短期で集中し、大きく成果を出す」「得られた成果でゆとりを作り、さらに自由な時間を増やす」という好循環が生まれ、
むしろ「一生、仕事に追われる」という状況を回避できるようになるからです。
■ 人生単位の“バランス”を意識する
働き方には人それぞれの価値観があり、家族構成や健康状態なども大きく関わってくるため、一概に「こうするべき」とは言い切れません。
しかし、もしあなたが「今しかできないこと」にまだエネルギーを注げる状態にあるなら、あえてハードワークを選ぶというのも立派なワークライフバランスの一つです。
一時的に労力をかけることで、後々の人生をゆとりあるものにできる—これこそが、人生全体を俯瞰した意味での“ワークライフバランス”ではないでしょうか。
まとめ
「ワークライフバランスを大切にしよう」というアドバイスは一見正しく聞こえますが、
実は“いつどのタイミングでそのバランスを取るのか”が一番重要です。
今しか得られないチャンスに全力を注げば、将来的には経済面も時間面も自由になり、
より本当の意味でバランスの取れた生活を送れるかもしれません。
大切なのは、「この時期はあえて働く」「この時期はゆっくり過ごす」と、自分の人生を長期で見通したうえで、思い切って選択すること。
ぜひ、短期的な楽（あるいは過剰なセーブ）だけでなく、
自分が人生全体で得たいもの・築きたい時間の使い方を考え、行動してみてください。
短期間の投資が、将来の大きな余裕と豊かな暮らしをもたらしてくれるでしょう。