どうも、Kazuです。
広告運用を外に任せている。
毎月レポートも届いている。
売上もゼロではない。
それなのに、なぜかお金が残らない。
こういう状態は、物販でも、店舗でも、サービス業でも起こります。
広告費が出ていく。
運用代行の費用も出ていく。
追加の制作費も出ていく。
でも、報告は「引き続き改善します」で終わる。
原因が分からないままお金だけが流れ続けると、経営者は止める判断も、直す指示も出せません。
先日、ある事業者が広告データをAIへ見せ直しました。
すると、AIによる一次分析では、売上に結びついていない広告キーワードが約4割ありました。
さらに商品ページを見ると、競合商品と訴求がよく似ていました。
違いとして見えるのは、競合より約2割安い価格です。
これでは広告を増やしても、最後は価格で比べられます。
AIを入れる価値は、運用代行をすぐに切ることではありません。人が見落としていた論点を見つけ、経営者が具体的な質問を出せるようになることです。

レポートが間違っていなくても、原因が抜けることはある
運用代行が悪いという話ではありません。
広告を設定する。
入札額を調整する。
予算を配分する。
月末に数字をまとめる。
契約した範囲の作業は、きちんと行われていることもあります。
ただ、広告レポートだけを見ても、なぜ購入されないのかまでは分かりません。
広告の先には商品ページがあります。
商品ページの先には、価格、説明、画像、レビューがあります。
競合と同じ説明をしているなら、広告運用だけを調整しても、購入する理由は増えません。
広告の数字は結果です。原因が商品ページ側にあることもあります。
担当者が広告だけを任されているなら、商品ページやレビューまで深く見ないこともあります。
そこで、経営者側がAIへ横断して見せます。
AIには、広告レポートだけを渡さない
今回のような確認をするとき、AIへ渡すものは4つです。
AIへ見せる4つの材料
1. 広告の検索語句やキーワード別レポート
2. 自社の商品ページ
3. 自社商品のレビュー
4. 競合商品のページとレビュー
できれば、商品別の売上、原価、広告費も追加します。
すると、AIへ次のように聞けます。
広告レポート、商品ページ、自社レビュー、競合レビューをまとめて確認してください。 次の5つに分けてください。 1. 売上につながっていない広告の候補 2. 商品ページで競合と似すぎている部分 3. 購入者の不満から見える改善点 4. 値下げ前に試すべき訴求 5. 運用代行へ確認すべき質問 不足している数字は推測せず、追加で必要な資料として挙げてください。
ここで出てくるのは、「広告を改善しましょう」という一般論ではありません。
止める候補。
残す候補。
ページを直す場所。
追加で確認する数字。
外注先へ聞く質問。
次の打ち合わせで使える形まで落とせます。

人には聞きにくいことも、AIには何度でも聞ける
運用代行へ、同じことを何度も聞くのは気を使います。
初歩的な質問だと思われないか。
細かすぎると思われないか。
相手を疑っているように見えないか。
その遠慮があると、分からないまま承認してしまいます。
AIには、同じ数字を角度を変えて何度でも聞けます。
「この広告を止めない理由は考えられますか」
「売上件数ではなく、利益で見ると判断は変わりますか」
「価格を下げる前に、ページを直すべきではありませんか」
「この結論に反対するなら、どの数字を確認しますか」
分からないことを聞く相手と、外注先へ伝える内容を整理する相手を分ける。
これだけでも、打ち合わせの質は変わります。
ただし、AIの数字が正しいとは限りません。
約4割という分析も、集計期間、売上の帰属、利益の定義によって変わります。
AIの指摘をそのまま採用するのではなく、元データと外注先の説明を照合して、最後は人が判断します。
競合を真似たまま値下げすると、価格でしか選ばれない
売れている商品を参考にすること自体は悪くありません。
でも、画像も、説明も、訴求も似ている。
その状態で価格だけを2割下げたら、購入者に伝わる違いは「安い」だけです。
価格を下げて売れても、広告費と外注費を引いたら利益が残らない。
これでは、売上が増えるほど苦しくなることもあります。
そこで、自社と競合のレビューをAIへ渡します。
購入前に不安だったこと。
使って喜ばれたこと。
説明が足りなかったこと。
競合商品への不満。
改善してほしい使い方。
レビューには、商品ページで先に伝えるべき言葉が残っています。
その言葉から、ターゲット、見出し、画像の順番、説明文を組み直します。
値下げを続ける前に、選ばれる理由を作り直す。
広告と商品ページを、一つの改善として扱います。
修正した日と理由を残すと、AIが検証役になる
商品ページを直しても、記録を残さなければ検証できません。
いつ変えたのか。
何を変えたのか。
なぜ変えたのか。
どの数字を見るのか。
いつ判断するのか。
これをAIが読める場所へ残します。
変更履歴に残す項目
変更日:
変更した場所:
変更した理由:
見る数字:
判断する日:
結果と次の修正:
すると、次回は「なんとなく良くなった気がする」で終わりません。
変更前後の広告費、購入率、利益、レビューの変化を比較できます。
うまくいかなければ戻す。
反応が良ければ別の商品にも広げる。
AIが分析役だけでなく、変更と結果を追う検証役になります。

今日、外注先から届いたレポートを1つ見せる
最初から、すべての広告や商品を調べる必要はありません。
外注先から届いた直近のレポートを1つ選んでください。
そして、AIへこう聞きます。
このレポートだけでは判断できないことを挙げてください。 外注先へ確認する質問を、 ・今すぐ聞くこと ・追加資料が必要なこと ・次回の数字を待つこと に分けてください。 数字の定義が分からない場合は、結論を出さずに質問してください。
広告レポートを見せる。
商品ページを見せる。
修正後の数字を見せる。
この3つがつながると、経営者は報告を受け取るだけではなく、改善の判断に参加できます。
AIは、外注先を責めるための道具ではありません。
人が見落とした場所を確認し、何度でも質問し、自分の会社のお金を守るための相談相手です。
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