経営者は、AIを勉強しなくていい|夜中にプロンプト本を読む前に決めるべき”たった1つ

どうも、Kazuです。

今日は、「経営者は、AIを勉強しなくていい」という話をします。

いきなり乱暴に聞こえたかもしれません。
でも、これは最後まで読んでもらえれば、ちゃんと腑に落ちる話です。

むしろ、いま「AI、やらなきゃ」と焦っている真面目な経営者ほど、読んでほしい内容です。

売上も見ないといけない。
スタッフや外注への指示もある。
広告費、在庫、商品改善、顧客対応。
その上で、夜中にAIのプロンプト本まで読んでいる。

もし今、そんな状態なら。
一度、立ち止まって考えた方がいいです。

先に言っておくと、これは「AIに一切触らなくていい」という意味ではありません。
経営者も、ざっくり何ができるのかは、知っておいた方がいい。
ただ、毎晩プロンプトを研究して、AIの専門家を目指す必要はない。
今日話したいのは、そういうことです。

夜中にプロンプト本を読む経営者が、増えています

先日も、ある経営者の方と話していました。

すごく真面目な方です。
AIの流れに乗り遅れたくない、と。

夜、子どもを寝かせたあとにYouTubeでAI解説動画を見る。
プロンプトの本を買って、付箋を貼りながら読む。
休みの日に、ChatGPT(対話型AI)を開いて、あれこれ試してみる。

でも、正直、しんどそうでした。

「やらなきゃとは思うんですけど、なかなか頭に入らなくて」
「触ってはいるんですけど、これで合ってるのかも分からなくて」

そう言っていました。

これ、あなたにも心当たり、ありませんか。

SNSを開けば、誰かが「AIでこんなに効率化した」と発信している。
セミナーの案内が、毎週のように届く。
取引先の社長が「うちはもうAI入れてるよ」と言ってくる。

焦りますよね。
「自分だけ取り残されているんじゃないか」って。

AIが続かないのは、能力の問題じゃない

先に、ハッキリ言っておきます。

AIの勉強が続かないのは、あなたの能力が低いからではありません。

理由は、もっと単純です。
正直に言うと、そこまでAIが好きじゃないから、なんですよね。

これ、悪いことでも何でもありません。

あなたが本当に好きなのは、自分の事業のはずです。
お客さんに喜んでもらうこと。
いい商品を届けること。
チームで何かを作り上げること。

AIのプロンプトを研究することが好きで経営者になった人なんて、ほとんどいません。

好きじゃないものは、深く触らない。
深く触らないから、いつもの仕事に戻る。
これは、サボりじゃなくて、ごく自然なことです。

経営者の仕事は、「AIに詳しくなること」じゃない

ここで、土台になる話をします。

多くの経営者が、ある勘違いをしています。

それは、「AIを使いこなすには、まず自分がAIに詳しくならなきゃいけない」という思い込みです。

でも、違います。

経営者の仕事は、AIに詳しくなることじゃない。
AIを使って、会社をどう良くするかを「決めること」です。

ここを混同している人が、本当に多い。

AIを勉強すること自体が目的になってしまって、
気づいたら、月に何十時間も「勉強」に溶けている
なのに、業務は1つも変わっていない。

考えてみてください。

あなたは、会社の電気の配線を全部理解していますか。
たぶん、していないですよね。
でも、電気は毎日使えています。

車のエンジンの構造を、隅々まで説明できますか。
できなくても、運転はできます。

AIも、本来はそれと同じなんです。
仕組みの専門家になる必要はなくて、「どう使うか」を決められればいい。

本当に決めるべきは、もっと手前の”たった1つ”

じゃあ、経営者が決めるべき「たった1つ」は何か。

それは、AIを「誰がやるか」です。

大きく分けると、選択肢は3つです。

① 自分でやる
② 社員に任せる
③ 外部の人に入ってもらう

この3つのうち、どれを選ぶか。
経営者が決めるべきは、プロンプトの書き方じゃなくて、こっちなんですよね。

自分がAI好きで、毎日でも触れるタイプなら、①でいい。
社内に、頼んでもいないのにAIを使い込んでいる人がいるなら、②でいい。

問題は、「自分も興味が続かない、社内にもそういう人がいない」場合です。
実は、これがかなり多いパターンです。

「社員に任せる」が、たいてい続かない理由

よくあるのが、②の「社員に任せる」です。

もちろん、社内にAIが好きで、業務改善まで落とし込める人がいるなら、その人に任せるのはかなり良い選択です。
問題は、そうじゃない場合です。

「AI、これからの時代に必要だから、ちょっと使ってみて」
そう言って、通常業務で手一杯のスタッフに渡す。

で、1ヶ月後。
どうなっているか。

多くの場合、最初の数回だけで止まっています。

スタッフからすれば、当然です。
今の業務だけでも手一杯。
そこに「新しいツールを覚えて」と言われても、優先順位は一番下になる。

しかも、社長自身が使いこなせていないから、教えられない。
だから、スタッフも「これで合ってるのか」が分からないまま、フェードアウトしていく。

これ、スタッフが悪いわけじゃないんです。
「好きでもない人に、本業の片手間でやらせる」という設計に、無理があるだけです。

AIは、”試行回数”が多い人に任せた方が、早く進む

ここが、今日一番伝えたいところです。

AIって、知識の量じゃなくて、「触った回数」で差がつきます。

毎日何十回も指示を出して、失敗して、調整して。
それを繰り返している人は、勘どころが分かっている。
「こう頼めば、こう返ってくる」が、体に染みついている。

逆に、週に1回しか触らない人は、毎回ゼロからやり直しです。
前回どうやったか、もう忘れている。

これは、努力とか才能の話じゃありません。
単純に、触っている回数の差です。

だとすると、答えはシンプルですよね。

自分も社員も「週1回」しか触れないなら。
社内にその役割を担える人がいないなら。
外部の力を借りるのも、現実的な選択です。

すでに毎日AIを触っていて、いろんな業務に落とし込んでいる人に、外から入ってもらう。
その方が、ゼロから社内で試行錯誤するより、早く進むことが多いです。

 

あなたの時間を、AIの勉強に溶かしますか

最後に、時間の話をします。

経営者の時間は、有限です。
しかも、世の中で一番高い時間のはずです。

現場があって、お客さん対応があって、売上管理があって。
その上に「AIの研究」まで足したら、どうなるか。

たいてい、どれも中途半端になります。

あなたの貴重な時間を、プロンプトの研究に溶かすのか。
それとも、AIを使って会社を前に進めることに使うのか。

ここを、一度ちゃんと考えてみてほしいんです。

冒頭でもお伝えした通り、AIに一切触るな、という話ではありません。
ただ、経営者自身が、AIの専門家になる必要は、ほとんどありません。

大事なのは、たった1つ。
AIを使える状態を、どうやって会社の中に作るか。

自分でやるのか。
社員に任せるのか。
外から入れてもらうのか。

この判断さえできれば、経営者は、AIを勉強しなくても大丈夫です。

夜中に、しんどい思いをしてプロンプト本を読む前に。
まずは「誰がやるか」を、決めてみてください。

それだけで、肩の荷が、ずいぶん軽くなるはずです。

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