どうも、Kazuです。
AIへ事業情報を渡さなければ、回答は一般論になります。しかし、何でも入れていいわけではありません。
顧客名、連絡先、契約書、決済情報、社内の認証情報。便利さを優先して一つのフォルダへ集めると、共有や公開のときに事故が起きます。
必要なのは「AIへ情報を渡さない」という結論ではありません。
渡す、伏せて渡す、入れないの三つへ分けることです。
以下では、経営者がAIへ事業情報を渡す前の判断基準を整理します。Claude Code(フォルダ作業AI)やCodex(作業実行AI)の実務活用全体は経営者のためのAI活用親記事にまとめています。

1. そのまま渡せる情報
公開済み情報や、個人を特定しない社内ルールが中心です。
- 公開済みの記事や動画
- 自社の文体・デザインルール
- 商品説明の公開部分
- 匿名化済みの集計値
- 説明用に作ったサンプル
- 公開してよいテンプレート
ただし、公開情報でも古い条件が混ざらないよう正本を決めます。
2. 伏せて渡す情報
分析には必要でも、個人や取引先を特定する必要がない情報です。
- 顧客との相談履歴
- レビューや問い合わせ
- 広告や売上の明細
- 社員や外注先の評価
- 契約やトラブルの経緯
名前、メール、電話、住所、会社名、商品固有情報などを、目的に応じて匿名化します。
単に名前を消すだけでなく、地域、役職、金額、時期の組み合わせで特定されないかも確認します。
3. 入れない情報
AIの作業に不要な秘密情報は入れません。
- パスワード
- API(外部連携の窓口)のキーやトークン
- クレジットカード情報
- 本人確認書類
- 秘密鍵
- 利用目的のない個人情報
接続情報が必要な場合は、OSのキーチェーン、環境変数、権限管理された保管先などを使い、記事やルールファイルへ平文で書きません。
情報を渡す前の5つの質問
- この仕事に本当に必要か
- 個人や会社を特定する必要があるか
- 集計値や仮名で代用できるか
- AIの作業後にどこへ保存されるか
- 誰が閲覧、共有、削除できるか
一つでも答えられない場合は、渡す前に止めます。

正本と分析用の複製を分ける
顧客の原本を直接編集せず、分析用の複製を作ります。
原本:アクセス制限された保管先
↓ 必要項目だけ抽出・匿名化
分析用:AIが読む作業フォルダ
↓ 結果を人が確認
共有用:公開できる範囲だけ
これにより、AIが原本を上書きしたり、公開用ファイルへ個人情報が残ったりする危険を減らせます。
外部へ出る操作を分ける
ファイルを読むことと、外部サービスへ送ることは別です。
次の操作は人の確認を残します。
- WordPress(ブログ管理)公開
- メルマガ・LINE送信
- クラウド共有
- 顧客への返信
- SNS(交流型メディア)投稿
- ファイル削除
AIへ下書きと検査を任せても、外部へ出る直前に止めます。
権限は仕事に必要な範囲へ絞る
すべてのフォルダやサービスへアクセスさせる必要はありません。
下書き作成なら、下書きフォルダと必要な正本だけで足ります。公開権限や決済権限まで持たせない設計を優先します。
接続先ごとに、読み取り、下書き作成、公開、削除のどこまで可能かを一覧にします。
サービスごとの最新条件を確認する
AIサービスのデータ利用、保存、管理機能は変更されることがあります。
機密情報を扱う前に、利用している契約と公式の最新情報を確認してください。一般向け、法人向け、API利用で条件が同じとは限りません。
この記事は法務や情報セキュリティの個別判断を代わりに行うものではありません。重要情報は社内担当者や専門家と確認します。

今日やること
AIが読めるフォルダを一つ選び、情報を「渡す」「伏せる」「入れない」へ分けます。
パスワード、APIキー、カード情報が平文で残っていないか確認します。
次に、公開、送信、共有、削除の前に人が止めるルールを追加します。
情報を守りながらAIを使うには、利用を止めるのではなく、必要な情報と権限だけを渡す設計が必要です。
経営者がAIへフォルダ単位で仕事を渡す全体像は、Claude Code・Codex活用の親記事でも確認できます。
事業をAI化する実演動画を無料公開中
40分の実演動画で、AIに質問するだけで終わらせず、売上・広告・在庫・日報・判断履歴をAIに渡して、事業の中で動くAIチームを作る流れを公開しています。
さらに、動画を見た方には、希望者限定で無料個別相談の案内もお届けします。