どうも、Kazuです。
AIへ同じ注意を何度も伝えていませんか。
「勝手に公開しないでください」「このCTA(行動ボタン)を使ってください」「実績を作らないでください」「画像はこの色で作ってください」
会話の中だけで伝えると、新しい作業を始めるたびに抜けます。
Claude Code(フォルダ作業AI)やCodex(作業実行AI)のように、ファイルを読んで作業するAIでは、継続して守るルールをファイルへ残せます。代表的な名前が、Codexで使う AGENTS.md とClaude Codeで使う CLAUDE.md です。
名前を覚えることより大事なのは、毎回説明している判断を、AIが先に読める場所へ置くことです。
ここでは、非エンジニアでも作れる最小構成を紹介します。経営実務でのClaude CodeとCodexの使い方は親記事の実務12例で確認できます。

ルールファイルに向いている情報
ルールファイルへ入れるのは、何度も使う条件です。
- 正本の場所
- ファイルの保存先
- 文体と表記
- 禁止する表現
- 人の確認が必要な操作
- 検査方法
- 完了報告の形式
一回だけの依頼内容や長い元資料を全部入れる必要はありません。
最小構成は5つでいい
1. このフォルダの目的
誰が、何のために使う場所かを書きます。
# このフォルダの目的
経営者向けのAI活用記事を作成し、WordPress下書きまで整える。
2. 最初に読む正本
古い資料を使わないよう、優先順位を決めます。
# 最初に読む
- WP記事_作成ルール統合.md
- 商品情報_正本.md
- 使用URL一覧.md
3. 守ること
曖昧なお願いではなく、検査できる条件にします。
# 守ること
- 公開本文に根拠のない実績を作らない
- CTAは使用URL一覧の正本だけを使う
- 本文に画像位置を3箇所入れる
- meta descriptionを作る
4. 勝手にしないこと
公開、送信、削除、料金変更などを分けます。
# 人の確認が必要
- WordPressの公開と予約
- メルマガやLINEの送信
- 顧客情報を含むファイルの外部共有
- 料金、契約条件、返金条件の変更
5. 完了時の報告
何を作り、何を確認し、何が残ったかを報告させます。
# 完了報告
- 作成・変更したファイル
- 実行した検査と結果
- 人の判断が必要な点
- 次に行う一手

曖昧なルールを検査できる形へ変える
「読みやすく書く」だけでは、人にもAIにも基準が分かりません。
次のように変えます。
| 曖昧な指示 | 検査できる指示 |
|---|---|
| 読みやすく | 一文を短くし、専門語には説明を付ける |
| 売り込みを弱く | 本文では問題と解決手順を示し、CTAは最後に1種類 |
| 画像をきれいに | 白背景、ブルー・黒・白、人物とロゴなし |
| 間違えないで | 数字、URL、固有名詞を元資料と照合する |
| 勝手に進めないで | 公開、送信、削除の前に停止する |
ルールは厳しくするためではなく、修正の往復を減らすために作ります。
AGENTS.mdとCLAUDE.mdを同じ内容にするべきか
共通ルールはそろえます。ただし、AIごとの操作説明まで同じにする必要はありません。
おすすめは、共通の正本を一つ作り、各ルールファイルから参照する形です。
共通ルール.md
├─ AGENTS.md:Codexが読む順番と操作上の注意
└─ CLAUDE.md:Claude Codeが読む順番と操作上の注意
文章ルール、顧客情報、CTAなどは共通正本に置きます。各AIのファイルには、読み順と固有の停止条件だけを書きます。
ルールを増やしすぎない
長いルールは、矛盾や重複が増えます。
次の順番で管理します。
- 事故につながる条件を最上部へ置く
- 一度しか起きない注意は依頼書へ置く
- 同じ意味のルールを一つへ統合する
- 古い条件は削除せず、参照禁止と明記して保管する
- 定期的に矛盾をAIへ点検させる
ルールだけでは仕事は完成しない
ルールファイルは共通の土台です。その仕事の目的、入力、成果物は、個別の指示書に書きます。
ルールファイルだけを作り込み、実務を渡さなければ仕事は変わりません。

今日やること
最近AIへ三回以上伝えた注意を、五つ書き出してください。
その中から、公開・送信・数字・URL・顧客情報に関するものをルールファイルの上部へ置きます。
次の仕事でAIへファイルを読ませ、守れたかを完了報告に含めます。
ルールファイルは一度で完成しません。実務で起きた修正を戻すたびに、あなたの仕事に合う形へ育ちます。
Claude CodeやCodexへフォルダごと仕事を渡す流れは、経営者向けAI活用の親記事にもまとめています。
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