どうも、Kazuです。
AIに事業の情報を見せる。
売上表。
広告レポート。
作業ログ。
日報。
問い合わせ内容。
過去に作った資料。
これはかなり大事です。
でも最近、AI導入の伴走をしていて、もう一つ強く感じていることがあります。
AIに渡すべきなのは、数字だけではありません。
そのとき、なぜ迷ったのか。
なぜ止まったのか。
なぜその判断をしたのか。
ここまで残しておくと、AIの相談精度はかなり変わります。
数字だけなら、AIは数字の話しかできない
たとえば、AIに売上表を見せる。
すると、AIは数字を見ます。
売上が上がった。
広告費が増えた。
利益率が下がった。
在庫が増えた。
問い合わせが減った。
こういう分析はできます。
でも、数字だけでは見えないものがあります。
なぜ広告を止められなかったのか。
なぜ利益率が低い商品を売り続けたのか。
なぜ新しい商品を出すのを迷ったのか。
なぜ連絡しようと思った相手に、結局連絡しなかったのか。
ここは、数字だけを見ても分かりません。
事業が止まる理由は、数字の外側にあることも多いんです。
迷った理由は、判断履歴です
日報というと、多くの人は「やったこと」を書きます。
今日は記事を書いた。
広告を見た。
Zoomをした。
商品ページを直した。
数字を確認した。
もちろん、それも必要です。
でも、AIに読ませる日報なら、もう一つ足した方がいいです。
今日、何に迷ったのか。
ここです。
たとえば、こういう記録です。
日報に残すとよい内容
今日は広告を止めようか迷った。
理由は、数字は悪いけど、まだテスト期間が短い気もしたから。
新しい企画を出そうと思ったけど止まった。
理由は、今の導線もまだ整っていないのに、また新しいものを増やしていいのか不安だったから。
問い合わせには返信したが、提案まではできなかった。
理由は、売り込みに見えそうで少し引いたから。
こういう文章は、ただの感想ではありません。
これは、判断履歴です。
AIから見ると、「この人はどこで止まりやすいのか」「何を怖がりやすいのか」「どんな理由で判断が遅れるのか」を見る材料になります。
AIは、行動できない理由まで見られるようになる
AIに作業ログだけを渡すと、AIは「次にやること」を出します。
それ自体は便利です。
でも、実際には「やることが分かっているのに動けない」こともあります。
動画を撮ればいい。
メルマガを送ればいい。
見込み客に連絡すればいい。
広告の数字を見ればいい。
提案すればいい。
頭では分かっている。
でも、なぜか止まる。
このとき、AIに「やること」だけを出してもらっても、あまり変わりません。
必要なのは、次のタスクではなく、止まっている理由の整理です。
日報に迷った理由が残っていれば、AIにこう聞けます。
AIへの聞き方
この1週間の日報を見てください。
僕が止まりやすい場面を3つに分けてください。
それぞれについて、次に同じ場面が来たときの判断ルールを作ってください。
こう聞くと、AIはただのタスク整理ではなく、行動パターンの整理をしてくれます。
動けない自分を責める前に、止まった理由を材料として残す。
ここがかなり大事です。
きれいな日報にしなくていい
ここで、日報をきれいに書こうとする人がいます。
今日の成果。
良かったこと。
改善点。
明日の予定。
もちろん、それも悪くありません。
でも、AIに読ませるなら、きれいすぎる日報より、少し散らかった本音の方が役に立つことがあります。
今日はこれをやるつもりだったけど、できなかった。
理由は、別の作業に逃げたから。
本当は提案するのが少し怖かった。
反応が薄かったらどうしようと思った。
動画を撮る予定だったけど、声を出す気分になれなかった。
数字を見るのが嫌で後回しにした。
こういう記録は、人には見せにくいかもしれません。
でも、AIにとってはかなり価値があります。
なぜなら、事業が前に進まない本当の理由が、そこに残っているからです。
日報は、AIに見せるための記憶になる
日報を1日分だけ見ても、大きな発見はないかもしれません。
でも、1週間。
2週間。
1ヶ月。
残していくと、パターンが出てきます。
数字を見る前に、発信へ逃げている。
提案する直前で、資料作りに戻っている。
動画を撮る前に、別の記事を書き始めている。
売上が落ちた週ほど、新しいツールを調べている。
大事な連絡ほど、翌日に回している。
自分では気づきにくい癖です。
でも、AIに日報を読ませると見えてくることがあります。
「今週は、売上に近い行動の直前で、情報収集へ逃げています」
「判断を先延ばしにしている理由は、情報不足ではなく、断られる不安に見えます」
「次の1週間は、新しい施策を増やすより、すでに反応がある人への連絡を優先した方がいいです」
こういう形で、AIが判断材料を並べてくれる。
もちろん、AIが全部正しいわけではありません。
最後に決めるのは自分です。
でも、一人で頭の中だけで考えるより、ずっと整理しやすくなります。
今日から残すなら、この3つでいい
最初から完璧な記憶保管庫を作る必要はありません。
今日から始めるなら、日報にこの3つだけ残してください。
AIに読ませる日報の3項目
1. 今日やったこと
2. 今日迷ったこと
3. なぜ迷ったのか
これだけで十分です。
たとえば、こうです。
今日やったこと:広告レポートを確認した。
今日迷ったこと:広告を止めるか迷った。
なぜ迷ったのか:数字は悪いけど、まだ判断するには早い気もした。あと、止めると売上がさらに落ちそうで怖かった。
これを1週間残して、AIに見せる。
そして、こう聞く。
この1週間の日報を見て、僕が迷っているポイントを整理してください。
売上に近い行動を止めている理由を3つに分けてください。
明日やることを3つに絞ってください。
これだけでも、AIとの会話はかなり変わります。
数字と迷った理由がそろうと、AIは相談相手に近づく
AIに数字を見せることは大事です。
でも、数字だけでは、まだ表面です。
なぜその数字になったのか。
なぜ判断できなかったのか。
なぜ止まったのか。
なぜ別の作業に逃げたのか。
そこまで残すと、AIはただの分析ツールではなくなります。
自分の事業と、自分の判断の癖を見ながら、次の行動を整理してくれる相手に近づきます。
AIに渡すべきは、数字だけではありません。迷った理由も、立派な事業の記憶です。
まずは今日の日報に、一行だけ足してみてください。
「なぜ迷ったのか」
ここから、AIの答えは変わり始めます。
AIに事業を見せる入口を用意しています
とはいえ、日報や作業ログをどう残せばいいのか。
どの情報をAIに見せるべきなのか。
最初にどの業務からAIに渡すべきなのか。
ここで止まる人も多いです。
その入口として、AIに事業を見せる考え方を動画にまとめています。
AIに質問して終わるのではなく、事業の数字、作業ログ、判断履歴を見せて、毎日の行動まで落としていく考え方です。
AIをただの便利ツールで終わらせず、事業の相談相手に近づけたい方は、まずここから見てください。


