どうも、Kazuです。
AIを使う人はかなり増えました。
でも、大きな勘違いをしている人も多いです。
それは、
AIが、勝手に自分のことを覚えてくれている
という思い込みです。
ChatGPT、Claude、Gemini(いずれもAIツール)。
毎日のように使っている人は多いと思います。
でも、普段のチャットは、
基本的に使い捨てに近いです。
最近はメモリ機能やプロジェクト機能もあります。
でも、それはあくまで曖昧な記憶です。
具体的なことほど、簡単に抜け落ちる
先月どの商品が売れたのか。
どの広告で赤字になったのか。
どの在庫が残っているのか。
どの外注に、いくら払っているのか。
前回のZoomで何を決めたのか。
昨日どの作業をしたのか。
こういう具体的なことは、
かなり簡単に抜け落ちます。
つまり、普通にチャットしているだけでは、
AIはあなたの事業を正確には覚えていません。
これでは、事業の中にAIは入りません。
ただの相談相手で終わります。
では、どうするか。
AIに記憶を持たせる必要があります。
ここでいう記憶とは、
AIの頭の中に勝手に残る記憶ではありません。
外に正確な記録を作って、
AIがそれを読める状態にすることです。
脳はObsidian、手はAI
僕がやっているのは、
Claude CodeやCodex(AIで作業を動かす環境)と、
Obsidian(メモを貯めるツール)をつなぐ運用です。
Obsidianに、事業の情報を全部ためていきます。
日報。
作業ログ。
Zoom記録。
注文履歴。
広告レポート。
在庫数。
売上データ。
外注費。
決めたこと。
やめたこと。
失敗したこと。
うまくいったこと。
こういうものを、毎日残していく。
すると、AIはそれを読みながら判断できるようになります。
僕はよく、こう説明します。
脳はObsidian。手は、AI。
Obsidianに事業の記憶をためる。
AIがそれを読んで動く。
この形です。
記憶があると、AIの答えはこう変わる
たとえば物販なら、
注文履歴、在庫、仕入れ、広告費、利益率をObsidianに置く。
するとAIは、こう言えるようになります。
「この商品は売れているけど、利益が残っていない」
「この在庫は先に処分した方がいい」
「この広告は止めた方がいい」
「次に見るべき数字はここ」
発信なら、
過去の投稿、反応が良かったテーマ、読者からの質問をためておく。
するとAIは、
「次はこのテーマを深掘りした方がいい」
「この投稿は反応が取れたのでnote記事にできる」
といった提案を出せるようになります。
材料がなければ、どれだけ高性能なAIでも一般論しか出せません。
材料があれば、あなたの事業に合わせて、かなり具体的に見てくれます。
記録は、人間が頑張らない
ここで大事なのは、
記録を人間が頑張って書こうとしないことです。
人間が毎日日報を書こうとすると、まず続きません。
だから僕は、仕事の終わりにAIへこう言うだけにしています。
「今日やったことを作業ログにまとめて」
「今日の判断を日報に残して」
「このZoomの内容を、次回やることまで整理して」
書くのも、AIの仕事です。
人間は、AIに話す。
AIが、記録する。
次の日、AIがその記録を読む。
そして、次の行動を出す。
この流れを作ると、AIの使い方がかなり変わります。
毎回ゼロから相談するのではなく、
過去の流れを踏まえて相談できるようになる。
1ヶ月前に止めたこと。
3ヶ月前に失敗したこと。
昨日やったこと。
そういう文脈を持ったAIが、次の一手を出してくれる。
ここまでくると、もう「便利なツール」という感じではありません。
自分の事業を一緒に見てくれる、相棒のような存在です。
記憶を分散させない
逆に言うと、
チャットを使い捨てにしている限り、AIは育ちません。
昨日はChatGPT。
今日はClaude。
明日はGemini。
これをやると、記憶が分散して、どのAIも事業を中途半端にしか知りません。
ツールを使い分けること自体は、悪くありません。
でも、事業の中核になる記憶は、どこか1つに集めた方がいいです。
注文履歴も、広告レポートも、在庫も、作業ログも、日報も。
全部、AIが読める場所に置いておく。
これが、AIに記憶を持たせるということです。
まず、今日からできること
AI活用というと、多くの人は新しいツールやプロンプトを探します。
でも、本当に大事なのはそこではありません。
自分の事業の記録を残すこと。
その記録をAIが読める状態にすること。
毎日の判断と行動を蓄積すること。
まずは今日からでいいので、
AIにこう頼んでみてください。
「今日やったことを日報にして」
「今の事業情報を1つのメモに整理して」
「次回、ここから続きを始められるようにまとめて」
AIに記憶させるのではなく、AIが思い出せる場所を作る。
ここから始めるだけで、AIの使い方はかなり変わります。
もし、
「自分の事業だと、何をどこに残せばいいのか分からない」
という場合は、そこを一緒に設計するところから始めましょう。
僕がやっているAI顧問(あなたの事業に合わせてAI活用を伴走するサービス)の個別相談では、
あなたの事業の何を記録に残し、AIにどう読ませるかまで一緒に組み立てます。
「すごいプロンプト」を覚える前に、
あなたの事業の記憶を、AIが読める場所に置く。
そこからのほうが、AIはずっと頼れる相棒になります。


