どうも、Kazuです。
AIを始めようとすると、
多くの人はまず「ツール」を探します。
ChatGPT、Claude、Gemini、Manus、Genspark(いずれもAIツール)。
どれを使えばいいですか?
どのプロンプトがいいですか?
何から勉強すればいいですか?
相談の入り口は、だいたいこれです。
気持ちはすごくわかります。
新しいツールは目に見えるし、
触れば何か進んだ気になる。
でも、ツールから入った人ほど、結局なにも変わらない。
これは、僕がコンサル現場で繰り返し見てきたことです。
ツールを増やしても、事業は変わらない
AIツールを契約する。
社員に「使ってみて」と伝える。
新しいサービスが出たら、また試す。
アカウントだけが増えていく。
でも、半年たっても事業の数字は動いていない。
これは、その会社の能力が低いからではありません。
順番が逆だからです。
パソコンに新しいソフトを入れても、
勝手に仕事が片付くわけではない。
AIも同じで、
導入しただけで成果が出る道具ではありません。
大事なのは、どのツールを持っているかではなく、
自分の事業のどこにそれを当てるかです。
最初に見るのは、事業の”詰まり”
AI導入で本当に変わる人は、
ツールの前に、自分の事業を見ます。
どこに時間が溶けているのか。
どこで判断が止まっているのか。
どこで人や外注に依存しているのか。
どこで数字を見ずに、感覚で回しているのか。
ここを先に見つける。
そのうえで、
その詰まりにAIを当てにいきます。
順番にすると、こうです。
①事業の中で、一番詰まっている場所を見つける
②そこにAIを当てる
③回るようになったら、次の詰まりに移る
これだけです。
派手ではありません。
でも、事業が動くのは、いつもこの順番のときです。
「どこに溶けているか」が見えていない
コンサル現場で繰り返し見てきたパターンがあります。
忙しく動いているのに、
「自分の時間が、どこに溶けているか」を本人が把握していない。
一緒に1日の作業を書き出してもらうと、
同じ調べ物に毎日2時間以上使っていた、
ということがよくあります。
商品リサーチ。
競合チェック。
同じような問い合わせへの返信。
毎回ゼロから作っている資料。
本人は「これは自分がやるしかない作業」だと思い込んでいる。
でも、外から見ると、
その多くはAIに渡せる作業です。
ここを1つAIに移すだけで、
毎日2時間が空きます。
月にすると、40時間以上。
その時間を、本来やるべき判断や設計に回せる。
ツールを5つ契約するより、
こっちの方が、よほど事業は変わります。
どこから始めるかは、業種で違う
AIに詳しいかどうかは、正直どちらでもいいです。
大事なのは、
すでに事業があって、
その中にAIを入れる余地があるかどうか。
そして、最初に手をつける場所は、
業種によって変わります。
物販なら、リサーチ、広告、在庫、利益管理。
教育事業なら、講座設計、ステップ配信、個別相談の導線。
店舗やサービス業なら、集客、予約、顧客対応。
コンテンツ販売なら、企画、発信、販売の導線。
同じ「AIを入れる」でも、
入れる場所はまったく違う。
だから、
「どのツールがいいか」を最初に決めても意味がない。
先に決めるのは、どこを変えたいかです。
経営者の仕事は、勉強じゃなく”判断”
勘違いされやすいのですが、
経営者がAIの専門家になる必要はありません。
毎晩プロンプトを研究して、
最新ツールを追いかけて、
休みの日にChatGPTをいじり続ける。
それが経営者の仕事ではない。
経営者がやるべきなのは、
自分の事業のどこをAIに渡すかを決めることです。
どこに時間が溶けているか。
どこから手をつければ一番効くか。
それは自分でやるのか、誰かに任せるのか。
ここを決めるのが、経営者の役割です。
ツールの使い方は、後からどうにでもなる。
でも、どこに当てるかの判断だけは、事業を見ている人にしかできません。
まず、自分の事業を一度ちゃんと見る
AIを入れる前に、
一度、自分の事業を棚卸ししてみてください。
時間が溶けている場所。
判断が止まっている場所。
人に依存している場所。
数字を見ていない場所。
そこが見えれば、
どのツールを使うかは、自然と決まります。
逆に、ここが見えないままツールを増やしても、
アカウントが増えるだけで終わります。
AIは、持っているだけでは効きません。
事業のどこに当てるかで、効き方が変わります。
もし、
「自分の事業なら、まずどこにAIを入れるべきか」
が見えていないなら、
そこを一緒に整理するところから始めましょう。
僕がやっているAI顧問(あなたの事業に合わせてAI活用を伴走するサービス)の個別相談では、
ツールの話の前に、まずあなたの事業のどこが詰まっているかを一緒に見ます。
「AIで何ができますか?」ではなく、
「あなたの事業なら、まずどこをAIに渡すべきか」。
そこを一緒に見て、
3ヶ月でどこまで変えられそうかまで、具体的に話します。
無理に進める場ではないので、
今やるべきか、まだやらなくていいかも、正直にお伝えします。
気になる方は、下のボタンから話を聞きにきてください。
PS
僕は新しいAIツールが出ると、つい全部試したくなります。
先日も、気づいたら朝から晩まで触っていて、
その日にやる予定だった仕事がまるごと後ろ倒しになりました。
これは完全に僕の悪い癖です。
だからこそ言えるのですが、
ツールを触ること自体は、目的じゃない。
事業のどこかが、実際に楽になって、
はじめて意味があります。
あなたは、ツール探しで止まっていませんか。


