「Codexで動いた」は、本物のチームじゃない。AIエージェントの本質。

どうも、Kazuです。

エージェントキットを受け取った方から、こんな報告が届きました。

「Codexでも動きました。」

面白い報告です。

同時に、これは説明しておかないといけないと思いました。

Codexで「動いた」は本当か

結論から言います。

動いた、は正しい。

でも、本物のチームではない。

Codexで回るエージェントチームの正体は、1つのAIが複数の役を順番に演じている状態です。

監督の役、ライターの役、チェッカーの役。

全部、同じ1人のAIがやっている。

映画制作で例えると

本物のエージェントチームは、ちゃんとした映画制作です。

監督・脚本家・主演俳優・編集者、それぞれ別の人間がいる。

監督が「この演技は違う」と指摘する。

脚本家が「この台詞は変えよう」と提案する。

編集者が「このシーンはいらない」と切る。

全員が独立した視点で動いているから、クオリティが上がる。

Codexの「チーム」は、1人の役者が全部やる自主制作映画です。

自分で演じて、自分でチェックして、自分でOKを出す。

悪くはない。

でも、自分のミスに自分では気づけない。

具体的に何が違うのか

① 品質チェックの精度が落ちる

本物のチームには、LLM-as-Judgeという仕組みがあります。

アウトプットを、別のAIが100点満点で採点する。

75点以下なら、やり直し。

これが機能するのは、採点者が「別のAI」だからです。

自分で自分を採点すると、甘くなる。

人間と同じです。

② 並列で動けない

本物のチームは複数のエージェントが同時に動きます。

Codexは1つのモデルが順番に処理するので、遅い。

③ 文脈がズレやすい

役を切り替えるたびに、前の文脈が薄れていきます。

長い作業になるほど、最初の指示からズレたアウトプットが出やすくなります。

では、Codexに価値はないのか

そんなことはありません。

コードの修正・レビュー・バグ修正、この領域では本物の実力を発揮します。

エージェントチームの一員として組み込むのが正しい使い方です。

チーム全体を指揮する立場にはなれない。

でも、コード担当の職人としては一流です。

「動いた」と「機能している」は違います。

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