どうも、Kazuです。
新商品を作ろうとして、AIに「売れそうな商品を考えて」と聞いていませんか。
AIは案をたくさん出せます。しかし、自社の顧客が本当に困っていることを知らなければ、もっともらしい一般論になります。
新商品アイデアの強い材料は、すでに行った顧客とのZoom(オンライン会議)、問い合わせ、レビュー、提案後の反応です。
一人の印象で決めず、複数の履歴から繰り返す悩みと支払ってでも解決したい場面を比較することが重要です。
今回は、顧客履歴から商品仮説を作る流れを解説します。Claude Code(フォルダ作業AI)やCodex(作業実行AI)で事業情報を扱う全体像は経営者向けAI活用の親記事にまとめています。

顧客履歴から抜き出す7項目
- 顧客の属性と現在地
- 本人が使った悩みの言葉
- 問題が起きた具体的な場面
- すでに試した方法
- うまくいかなかった理由
- 解決後にしたいこと
- お金や時間を使っている場所
AIに要約させるだけでは、商品仮説に必要な具体性が消えます。
原文の言葉と、AIの解釈を分けて残します。
先に匿名化と許可範囲を確認する
分析用の複製では、名前、会社、地域、商品名など、特定につながる情報を必要に応じて伏せます。
本人の発言を外部へ掲載する場合と、内部で傾向を分析する場合は別です。使用許可の範囲を確認します。
複数人の内容を一人の成功事例としてまとめてはいけません。
AIで顧客ごとのカードを作る
顧客ID:匿名番号
現在地:
困った場面:
本人の言葉:
試したこと:
止まった理由:
望む変化:
現在払っている費用・時間:
確認が必要な点:
同じ形式にすると、複数の顧客を比較できます。

商品仮説へ進める5つの確認
1. 同じ問題が繰り返されているか
一人だけの特殊な問題か、複数人に共通するかを見ます。
2. 問題が起きる場面が具体的か
「集客が苦手」より、「広告から登録はあるが相談につながらない」の方が商品設計へつなげやすくなります。
3. 放置したときの影響があるか
時間、売上、顧客対応、資金など、放置する理由と動く理由を確認します。
4. すでに代替手段へお金や時間を使っているか
現在の外注、ツール、手作業、学習時間を見ます。
5. 自社が提供できる証拠があるか
同じ問題を解いた実例、仕組み、手順、納品物があるか確認します。
市場と競合で反証する
顧客履歴だけで商品を確定しません。
市場規模、競合商品、レビュー、価格帯、代替手段を調べます。
AIには、自分の案を肯定させるのではなく、次を依頼します。
- この仮説が売れない理由
- すでに強い代替がある場所
- 顧客が行動しない条件
- 検証前に不足している証拠
自分が使いたい訴求を質問に入れると、AIはその方向を補強しやすくなります。発散、検証、反証を分けます。
商品化前に小さく確認する
いきなりLP(申込ページ)や大量のコンテンツを作りません。
- 問題と対象者を一文にする
- 解決の流れと納品物を仮置きする
- 既存顧客へ理解できる言葉か確認する
- 小さな相談や試作品で反応を見る
- 反応と質問を商品設計へ戻す
申込数だけでなく、どの言葉で相手が自分事にしたかを記録します。

AIへ渡す依頼文
匿名化した顧客カードを比較してください。
原文にある事実と、あなたの解釈を分けてください。
繰り返す問題、問題が起きる場面、既存の代替、望む変化を整理してください。
商品案を確定せず、仮説を3案出してください。
各案について、支持する証拠、不足する証拠、売れない可能性、次に行う小さな検証を示してください。
今日やること
顧客とのZoomまたは問い合わせを三件選び、7項目の顧客カードへ変換します。
共通する悩みを一つ選び、その問題が起きる具体的な場面を書きます。
AIへ商品案を出させたあと、「売れない理由」と「不足する証拠」も出させます。
新商品は、AIとの会話だけで決めるのではありません。顧客の言葉、市場の事実、自社の証拠を並べて、売れる可能性を検証します。
経営者が顧客履歴や資料をAIへ渡す全体像は、Claude Code・Codex活用の親記事でも確認できます。
事業をAI化する実演動画を無料公開中
40分の実演動画で、AIに質問するだけで終わらせず、売上・広告・在庫・日報・判断履歴をAIに渡して、事業の中で動くAIチームを作る流れを公開しています。
さらに、動画を見た方には、希望者限定で無料個別相談の案内もお届けします。