どうも、Kazuです。
AIでKindle(電子書籍)原稿を書き始めたものの、章ごとに同じ話が出る。文体が揺れる。長くなるほど、どこを直せばいいか分からない。
一冊の本は、長い記事ではありません。
主張、読者の変化、章の役割、事例、表記、目次、リンク、EPUB(電子書籍形式)の表示までを一つの設計としてそろえる必要があります。
AIを使う価値は、大量の文章を出すことより、長い原稿の矛盾と重複を何度も確認できることにあります。
以下では、企画からEPUB検査までの流れを解説します。Claude Code(フォルダ作業AI)やCodex(作業実行AI)で長文を扱う実例は経営者向けAI活用の親記事にもまとめています。

最初に一冊の約束を決める
「AI活用について書く」では広すぎます。
次の三つを一文にします。
- 誰が読むか
- 読む前に何で困っているか
- 読み終わったあと何ができるか
一冊で扱わない内容も決めます。複数の問題を詰め込むより、次巻や関連記事へ分けます。
章ごとに役割を持たせる
各章の役割を先に決めます。
| 章 | 役割例 |
|---|---|
| 序章 | 読者の現在地と本の約束 |
| 第1章 | 問題が起きる理由 |
| 第2章 | 解決の考え方 |
| 第3章 | 準備する情報 |
| 第4章 | 実務手順 |
| 第5章 | 失敗と人の判断 |
| 終章 | 今日の一手と変化後の未来 |
章題だけでなく、「この章で初めて伝えること」を一文で残します。
AIへ渡す資料
- 本の企画書
- 章構成
- 文体ルール
- 事業の記録
- 使用できる事例
- 既刊で使った話の台帳
- 表記統一表
- CTA(行動ボタン)と著者情報の正本
実話の原典がない場所は、AIに作らせません。説明用の架空例は、その旨を明記します。
章ごとに書き、全体で検査する
最初から一冊を一度に書かせると、重複と矛盾を見つけにくくなります。
- 章の目的を確認する
- 必要な元資料を読む
- 章の小見出しを作る
- 本文を書く
- 章内の重複を検査する
- 全章完成後に横断検査する
横断検査では、同じ事例、同じ結論、用語の揺れ、章の順序を確認します。

読みやすさを検査する5項目
1. 一章に一つの中心主張がある
複数の結論がある場合は章を分けます。
2. 専門語を置き去りにしない
用語を使う前に、読者の仕事で何を意味するか説明します。
3. 抽象と具体を往復する
考え方だけでなく、表、手順、チェック項目を入れます。
4. 同じ事例を使い回さない
同じ事例を別の角度で使う場合は、新しい学びがあるか確認します。
5. 声に出して読める文にする
長すぎる一文や主語を見失う文を直します。
目次とリンクを確認する
原稿に見出しがあっても、電子書籍内の目次が正しく動くとは限りません。
次を確認します。
- 目次から各章へ移動できる
- 戻る操作が不自然でない
- 外部リンクが開く
- QRコードとテキストURLが一致する
- 著者情報と案内先が最新の正本と一致する
EPUBで見るべき箇所
WordやMarkdownで整っていても、電子書籍へ変換すると崩れることがあります。
- 見出し階層
- 改ページ
- 箇条書き
- 表の横幅
- 画像の解像度と比率
- 目次
- リンク
- 余分な空白
複数の画面幅で確認し、長い表は文章や箇条書きへ変えます。

人が残す判断
AIは重複、表記、リンクを検査できます。しかし、次は著者が決めます。
- 本当に伝えたい中心主張
- 実体験をどこまで公開するか
- 読者へ約束できる範囲
- 既刊との違い
- 最後に残したい一文
AIが読みやすく整えても、著者の経験と判断がなければ独自性は生まれません。
今日やること
次に書きたい本について、読者、悩み、読後の変化を一文ずつ書きます。
AIへ章構成だけを作らせ、各章で初めて伝えることを一つ決めます。
既存の記事、Zoom(オンライン会議)履歴、日報から使える元資料を章ごとに割り当てます。
毎日の仕事を記録していれば、Kindleのためにゼロから経験を作る必要はありません。すでにある仕事を、読者が追える順番へ整えます。
AIで長い文書を扱う全体像は、経営者向けClaude Code・Codex活用記事でも確認できます。
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