どうも、Kazuです。
売上表、広告管理画面、在庫表を見ているのに、次に何を確認すればいいか分からない。
数字が苦手な人だけの問題ではありません。画面や担当者ごとに数字が分かれ、比較する順番が決まっていないと、見ていても変化を見落とします。
AI分析の役割は、経営判断を代わりに決めることではありません。
前回と今回を同じ条件で並べ、変わった場所と追加確認する場所を見つけることです。
以下では、売上、広告、在庫を一つの流れで確認する方法を解説します。AIを経営へ入れる全体像は経営者向けClaude Code・Codex活用記事にまとめています。

最初に数字の意味をそろえる
分析前に、次を確認します。
- 対象期間
- 税込か税抜か
- 注文日か入金日か
- 広告費に手数料を含むか
- 在庫数は倉庫別か合計か
- キャンセルや返品を含むか
同じ名前の「売上」でも定義が違えば、比較結果は使えません。
AIには、数字だけでなく項目の定義も渡します。
三つの数字を別々に見ない
売上
商品別、経路別、顧客別などに分け、増減を確認します。
売上合計が同じでも、高利益の商品が減り、低利益の商品が増えていることがあります。
広告
広告費、表示、クリック、LP(申込ページ)到達、登録、相談、購入を順番に並べます。
クリック単価だけが良くても、購入まで進んでいなければ広告の先を確認する必要があります。
在庫
現在数、販売数、入庫予定、滞留期間を確認します。
販売数が増えても、欠品が近ければ次の売上を失います。販売が減っているのに入庫が続けば、資金が在庫へ残ります。
AIへ渡す表の最小項目
| 区分 | 項目例 |
|---|---|
| 売上 | 商品、数量、売上、原価、粗利 |
| 広告 | 経路、費用、クリック、LP到達、登録、購入 |
| 在庫 | 商品、現在数、販売数、入庫予定、在庫期間 |
最初から全部の数字を集めず、今回の判断に必要な項目から始めます。

AIへ分析させる4段階
1. データ品質を確認する
欠損、重複、単位違い、期間ずれ、異常に大きい値を先に出させます。
データが壊れていれば、分析を止めます。
2. 事実だけを比較する
増えた、減った、変わらないを数値で表示します。
この段階では原因を断定しません。
3. 確認候補を出す
変化した場所について、追加で見る数字や元資料を出させます。
例えば、広告から登録が落ちたなら、LP表示、フォーム、計測、媒体別の差を確認します。
4. 人が次の確認を選ぶ
影響額、緊急度、確認のしやすさを見て、先に確認する場所を三つまで選びます。
そのまま使える分析依頼文
前回と今回の売上・広告・在庫データを比較してください。
最初に項目定義、期間、欠損、重複、単位の違いを確認してください。
問題があれば分析を止め、不足を一覧にしてください。
問題がなければ、確認できた事実、変化した箇所、追加確認に必要なデータを分けてください。
原因は断定せず仮説と明記し、計算式と参照元を表示してください。
最後に、人が先に確認する候補を3つまで出してください。
数字の間違いを利益と混同しない
計算のずれが見つかっても、その金額がそのまま損失や利益になるとは限りません。
入力ミス、集計式、重複、期間ずれなどを確認し、会計や税務に関わる判断は専門家や正本資料で確かめます。
AIは異常を見つける補助役です。確定判断の代わりではありません。
修正後の数字まで残す
改善は、変更して終わりではありません。
次の項目を記録します。
- 何を変えたか
- 変更前の数字
- 変更した理由
- 次に確認する日ではなく、確認する条件
- 変更後に見る数字
期間に依存する表現ではなく、「次の集計が確定したら確認」といった条件で残すと、運用が古くなりにくくなります。

今日やること
売上、広告、在庫のうち、いま判断に迷っている一つを選びます。
前回と今回の表を用意し、項目の意味と対象期間を書きます。
AIへ、事実、変化、追加確認を分けて出させ、先に確認する場所を一つだけ決めます。
数字を見る目的は、全部を理解することではありません。次にどこを確認すれば、判断を前へ進められるかを決めることです。
経営者がAIへ数字や資料を渡す全体像は、経営者のためのAI活用親記事でも確認できます。
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