数字は見ているのに、次の一手が決まらない|毎月「同じ条件」で比べるための1枚の決めごと

どうも、Kazuです。

海の見えるところで2時間ぼーっとする時間を、たまに作っています。

持っていくのはノートとコーヒーだけ。

それで結局、書けるのは3行くらいなんですよね。

まあ、それでいいと思っています。

考える材料が手元でそろっていれば、3行で足ります。

逆に、材料がバラバラのままだと、何時間ノートを開いても1行も出てこない。

で、これとまったく同じことが、事業の数字でも起きます。

先に言っておくと、この記事で新しく覚えることも、入れるツールも、集める資料もありません

数字が苦手でも大丈夫です。今日やるのは、メモに1行書くことだけ。5分で終わります。

数字は見ている。なのに、次の一手が出てこない

売上は見た。

広告費も見た。

在庫も、申込の件数も、だいたい把握している。

なのに、「じゃあ次に何をするか」が出てこない。

これ、相談されない月がありません。

で、多くの場合、原因は「見ていないこと」ではないんです。

毎回、違う条件で見ているから、決まらない。

ある月は売上だけを眺める。

次の月は広告費が気になって、広告の画面だけを開く。

在庫は、思い出したときに確認する。

一枚ずつ見れば、どれも正しい数字です。

ただ、そうやって集めた数字を横に並べても、変化の理由だけが残らないんですよね。

数字は残る。判断の材料が残らない。

ズレが始まっているのは、数え方のほう

たとえば、「先月の申込は何件でしたか」と聞かれたとします。

あなたは、どの画面を開きますか。

サンプル|説明用データ

申込フォームの送信数:42件

決済が完了した件数:18件

自分の集計表に書いた数:25件

同じ月の、同じ事業の、同じ「申込」です。

それなのに、数字が3つ出てきます。

で、これは申込だけの話じゃありません。

売上は、受注した日で数えるのか、入金された日で数えるのか、出荷した日で数えるのか。

広告費は、管理画面に出ている消化額なのか、手数料や税を含んだ請求額なのか。

期間も同じです。月末で締めるのか、25日で締めるのか。直近4週間で切っている人もいます。

どれも間違いではありません。事業に合っていればいい。

ただ、これが月ごとに変わっていると、事業が変わったのか、数え方が変わったのかが混ざります。

混ざった数字からは、次の一手が出てきません。

というより、出そうとした瞬間に手が止まる。

「あれ、この数字ってどこから取ったんだっけ」で、その日の判断が終わります。

前月と比べるか、前年と比べるか。その前に決めるものがあります

前月と比べる。前年の同じ月と比べる。目標と比べる。

どれも意味があります。

でも、数え方が動いていたら、どの相手と比べても結果は同じです。

先に決めるのは、比べる相手ではなく、数え方のほうです。

とはいえ、ここで会計の勉強を始める必要はありません。

新しいツールも要らない。今使っている管理画面のままで大丈夫です。

やることは、メモ帳1枚に5行書くだけ。5分で終わります。

1枚に書く、5行の決めごと

1. 期間  どこで締めるか(例:毎月1日から末日まで)
2. 1件   何をもって1件と数えるか(例:決済完了を1件とする)
3. 出どころ どの画面の数字を正とするか(例:決済管理画面)
4. 費用  何を含めるか(例:広告費は税・手数料込みの請求額)
5. 例外  どう扱うか(例:返金・キャンセルはその月から引く)

これだけです。

正解を選ぶ作業じゃありません。どれかに決める作業です。

「決済完了を1件にするか、フォーム送信を1件にするか」で悩む必要もない。

来月も同じほうを選べるなら、どちらでも構いません。

完璧じゃなくていいですし、後から直してもいい。

直したときは、1行だけ「ここから数え方を変えた」と書き足しておく。それで十分です。

ちなみに、この1枚があると、人に頼むときも早くなります。

「先月と同じ条件でお願いします」の一言で通るようになるからです。

決めたら、毎回この3行だけを並べます

数え方が固まったら、比べる形も固定します。

見るのは3行だけで足ります。

結果:売上、粗利、契約など「出てきたもの」
入口:問い合わせ、アクセス、予約など「入ってきたもの」
負担:広告費、在庫、外注費など「かかったもの」

この3行を、前月と当月と、その差で並べる。

サンプル|説明用データ(末日締め・決済完了ベース)

結果/売上:前月320万円 → 当月305万円(−15万円)

入口/問い合わせ:前月58件 → 当月61件(+3件)

負担/広告費:前月42万円 → 当月55万円(+13万円)

難しい計算はしていません。引き算だけです。

で、ここでやりがちなのが、原因を当てにいくことなんですよ。

増えた数字と減った数字に印をつけて、先に確認したい場所を1つか2つ選ぶ。それだけでいい。

上の例なら、問い合わせは増えているのに売上が減っていて、広告費だけ13万円伸びています。

この時点では、まだ何も断定できません。

ただ、次にどこを開けばいいかは、もう決まっています。

広告ごとの消化額と、そこから決済まで進んだ件数です。

同じ条件で並べ続けると、「止める」判断ができるようになります

実際、条件をそろえた数字を毎回並べていくと、こういうものが出てきます。

儲かっていると思っていた商品が、費用を同じ条件で入れ直したらマイナスだった。

うまくいっていると思っていた広告が、決済完了まで数え直すとほとんど結果につながっていなかった。

僕自身、昔は朝4時にExcelで在庫表を手で打っていて、月末に出した数字が先月とどう違うのかも説明できませんでした。

顧問として入っているある物販事業でも、広告費を同じ条件でそろえ直したところ、月15万円分の広告を止める判断ができました。年に直すと180万円分です。

正直、その広告は僕も最初「効いてるほう」だと思ってました(笑)

これは、レポートを1回受け取って起きたことではありません。

顧問として何か月も入って、同じ条件でそろえた数字を毎回並べて、そのつど一緒に手を動かした結果です。

※個別の事例を匿名で紹介しています。同じ結果を保証するものではありません。

で、面白いのはここからで。

止める判断ができるようになると、増やす判断も軽くなります。

戻せる場所が分かっているから、前に出られる。

数字を、今週の行動に変えるところまで

並べた数字は、最後に1枚の表へ落とします。

サンプル|説明用データ

事実:広告費が13万円増えたのに、売上は15万円減っている

追加確認:広告別の消化額と、決済完了までの件数

今週の行動:直近3か月を同じ締め日でそろえて並べる

次回見る数字:広告費の対売上比

事実は、増えたか減ったかだけ。

追加確認は、まだ分からないから見たいもの。

今週の行動は、1つだけ。

この形で残しておくと、次の月に開いたときに「前回ここまで確認した」が分かります。

記憶で比べなくてよくなる、というのが地味に効きます。

今日やるのは、1行書くことだけです

全部を今日そろえなくていいです。

いつも見ている画面を1つ開いて、「何を1件と数えるか」を決めて、メモに1行書く。

たとえば、こう。

申込=決済が完了した件数(決済管理画面/末日締め)

これを書いた時点で、翌月の数字は比べられるものに変わります。

残りの4行は、思い出したときに足せば大丈夫です。

毎回ちがう画面を開いて記憶と照らし合わせるより、同じ3行が並んでいたほうが、ずっと楽じゃないですか。

気になったところを思い出して確認するより、変わった点が先に見えていたほうが、ずっと楽じゃないですか。

数字を開くたびに手が止まるより、次の一手を考えるほうに時間を使えたほうが、面白くないですか。

数字を見る時間が減るというより、事業のことを考える時間が戻ってくる。それが、この1枚の効きどころです。

決めた数え方のまま、毎月そろえて返します

AI月報(毎月、あなたの数字の「変わった点」と「確認したい点」が届きます)では、売上・広告・在庫・申込・予約など、今ある数字をそのまま渡していただければ、僕がAIを使って前回とまったく同じ条件で並べ直します

1枚に決めた数え方はこちらで控えておいて、翌月もそのまま当てます。毎月あなたが思い出す必要はありません。

返ってくるのは、変わった数字と、先に確認したい点と、次に検討する行動候補。AIの答えをそのまま渡すのではなく、最後に僕自身が確認して1枚のPDF(そのまま印刷できる資料)にまとめます。

AIの勉強も、設定も、新しい有料プランも要りません。特別な形式に整え直す必要もありません。今の表のまま送ってください。

初回の月報1回は0円、クレジットカードの登録も不要で、自動で課金されることもありません。数字は見ているのに次の一手が決まらない方は、内容と対象条件を確認してください。

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