どうも、Kazuです。
今日は、AIに書かせると毎回自分らしくなくなる理由の話をします。
AIに文章を書かせる。
読んでみる。
間違ってはいない。
でも、自分が書いた感じがしない。
少し丁寧すぎる。
話がきれいにまとまりすぎている。
読んでいて、自分の口からは出てこない言葉が並んでいる。
AIを使って文章を出す人ほど、一度はここで止まると思います。
形容詞を足しても、文体は安定しない
こういうとき、多くの人は指示を増やします。
もっと熱く。
もっと親しみやすく。
もっと自分らしく。
もちろん、最初の方向を合わせるには役に立ちます。
ただ、それだけでは安定しません。
なぜなら、AIにとって「熱い」も「親しみやすい」も幅が広すぎるからです。
ある日は勢いのある文章になる。
別の日は、少し強すぎる文章になる。
また別の日は、急に説明文のようになる。
必要なのは、好みを形容詞で伝えることではありません。
僕が実際にやっているのは、直した文章と、直した理由をセットで残すことです。
削った理由まで残す
たとえば、AIがこんな書き出しを出してきたとします。
「AIを活用することで、日々の業務を効率化し、より重要な仕事へ時間を使えるようになります。」
意味は分かります。
でも、僕なら削ります。
修正後は、こうです。
「AIを使っているのに、今日も同じ集計で午前が終わる。」
ここで残すべきなのは、修正後の一文だけではありません。
「効率化」は言葉が広すぎて、読む人の今日の仕事が見えない。
「重要な仕事」も抽象的で、どこが困っているのか伝わらない。
だから、午前が集計で終わる場面へ変えた。
この「なぜ削ったか」がないと、次回のAIはまた似た表現を出します。
編集メモは、難しく作りません。
修正前。
修正後。
直した理由。
この3つだけです。
たとえば、AIが「多くの人が抱えている課題です」と書いたとします。
僕が「朝にAIを開いても、何を渡せばいいか決められない」と直したなら、理由は「多くの人、では今日の困り方が見えないから」です。
AIが「革新的な方法です」と書いたなら、削ります。
理由は、言葉が強いわりに、何をするかが分からないからです。
代わりに、仕事の中で実際にやる順番を書く。
こういう細かい削除が、次の原稿の空気を決めます。
1本の原稿で10か所直したなら、10個全部を残す必要はありません。
次回も繰り返しそうな修正を、2つか3つ選べば十分です。
抽象語を削る。
結論を早く出す。
強すぎる言い切りを弱める。
この基準を、次にAIへ渡す原稿の前に置きます。
最初から、すべての文章を同じように直す必要はありません。
まずは、自分が毎回赤ペンを入れている場所を見てください。
冒頭がぼんやりするのか。
言葉が強くなりすぎるのか。
説明が長くなりすぎるのか。
そこだけを1週間残すと、自分の編集基準が見えてきます。
AIの文章を直す時間も、なんとなく直す時間から、理由を選んで直す時間へ変わります。
もう1つあります。
「本記事では、具体的な方法を詳しく紹介します。」
これも、僕なら消します。
理由は、読む人に「この先で何が分かるか」を先に渡せていないからです。
代わりに、「最後に残すのは、次回AIを開いたときに読む3行です」と書く。
何を持ち帰れるかが見える文章へ変えます。
文体は、直した履歴から見えてくる
文体は、かっこいい言い回しの一覧ではありません。
何を残すか。
何を削るか。
どこで話を止めるか。
その細かい選択の積み重ねです。
僕の場合、きれいにまとめすぎた言葉は削ります。
先に結論を言わず、長く引っぱる文章も削ります。
相手の今日の仕事が浮かばない言葉も削ります。
逆に、数字を見る画面。
作業が終わらない午前。
次に何をすればいいか決まる瞬間。
こういう仕事の景色は残します。
この基準が残っていると、AIに毎回「僕っぽく書いて」と頼まなくてよくなる。
修正前と修正後、その理由を読ませれば、次の下書きで候補を寄せられるからです。
文章を作るたびに、白紙から自分らしさを探さない。
その分、浮いた時間で記事の次に動画の構成を考えたり、読者が止まりそうな箇所を直したりできる。
ここまで来ると、AIで文章を作ることが、ただの時短では終わりません。
自分が何を大事にして書くのかが、前よりはっきり見えてきます。
残すのは、完成原稿だけではない
AIへ渡すフォルダに、完成原稿だけを入れている人は多いです。
それでも、何もない状態よりは進みます。
ただ、文体を安定させたいなら、完成原稿の横に編集メモを置いてください。
長い文章は不要です。
「冒頭の抽象語を削った。仕事の場面へ変えた」
「結論を先に出した。説明を後ろへ回した」
「言い切りが強すぎた。問いかけに直した」
これだけで十分です。
AIが読むのは、完成した言葉だけではありません。
完成までに、何を捨てたかも次の下書きの材料になります。
直した文章を残す。
削った一文を残す。
削った理由を残す。
文章をAIへ渡すときの具体的な整え方は、下の実演動画で公開しています。
事業をAI化する実演動画を無料公開中
40分の実演動画で、AIに質問するだけで終わらせず、売上・広告・在庫・日報・判断履歴をAIに渡して、事業の中で動くAIチームを作る流れを公開しています。
さらに、動画を見た方には、希望者限定で無料個別相談の案内もお届けします。
自分らしい文章は、最初からAIに入っているものではありません。
自分が何を削り、なぜ削ったか。
その履歴から、少しずつ形になります。
文体を整える作業は、派手ではありません。
でも、毎回の違和感をそのまま流さず、理由に変える。
その積み重ねが、次の原稿を読む時間まで短くします。
自分らしさは、直感だけでは残りません。
直した理由を言葉にした分だけ、次のAIへ渡せる基準になります。