どうも、Kazuです。
商品が売れないとき、価格を下げる案はすぐに出てきます。
競合より安くする。広告を増やす。説明文を長くする。
でも、商品ページと競合レビューを比べずに価格だけを下げると、訴求が同じまま価格競争へ入ることがあります。
価格を下げても、購入する理由が増えなければ、販売ページの問題は残ります。
AIへ自社の商品ページだけを渡して「改善して」と依頼しても、一般的な文章が返ってきます。
自社ページ、競合ページ、自社レビュー、競合レビューを同じ条件で見せると、どこが似ていて、どこに不満が集まっているかを比べやすくなります。
AIに文章を書かせる前に、買う人が何を不安に感じているかを比べる。
商品ページ改善を含む物販・ECのAI活用全体は、AIへ任せる12業務の一覧に整理しています。
AIへ渡す4種類の資料
比較に使う資料は、次の4種類です。
自社の商品ページ
タイトル、説明文、画像の順番、仕様、注意書き。
自社商品のレビュー
購入理由、満足点、不満、使い方のつまずき。
競合の商品ページ
価格、訴求、比較表、返品条件、写真の見せ方。
競合商品のレビュー
競合が満たしている期待と、まだ残っている不満。
個人情報や購入者を特定できる情報は、分析用のコピーから外します。
レビューの文章を大量に渡す場合も、元データの範囲、対象期間、商品の対応関係を記録します。
AIへ依頼する比較の順番
自社商品と競合商品のページ、レビューを比較してください。 元資料は変更せず、分析結果だけを新しいファイルへまとめてください。 まず、各資料がどの商品、どの期間のものか確認してください。 次に、次の順番で比較してください。 1. 自社と競合が約束していること 2. ページ上で違う点と似ている点 3. 自社レビューの購入理由と不満 4. 競合レビューの購入理由と不満 5. 商品ページに書かれていない不安 出力は次の表にしてください。 ・確認できた事実 ・仮説 ・追加で確認する資料 ・ページ修正の候補 価格を下げる、広告を増やす、商品仕様を変える判断はしないでください。 事実と仮説を混ぜず、引用元の資料名を各行に記載してください。
AIに「売れる文章」を先に書かせないのがポイントです。
先に、購入者の不安、競合が答えていること、自社が答えられていないことを分けます。
価格を2割下げても、訴求が同じなら競争は続く
ある商品ページの確認では、価格を下げる案が出ていました。
しかし、競合と同じような訴求のまま価格だけを2割下げても、購入理由が増えるとは限りません。
この2割という数字は個別の確認で出た案です。すべての商品に当てはまる値下げ幅ではありません。
この場合は、価格の前に、誰のどんな不安へ答える商品なのかを見直します。
価格は大切な判断材料ですが、価格だけでページの問題を直すことはできません。
レビューは件数だけでなく、同じ不満が出る場面を見る
レビューで同じ言葉が多いからといって、そのまま見出しへ入れるわけではありません。誰が、どの場面で、何に困ったのかまで分けます。
| レビューの内容 | ページで確認する場所 | 修正候補 |
|---|---|---|
| 購入前にサイズで迷った | 仕様表と比較画像 | 測り方と選び方を追加 |
| 届いてから使い方に迷った | 使用手順と同梱物 | 最初の使い方を画像で示す |
| 期待した用途と違った | 対象者と使える範囲 | 向く用途と向かない用途を分ける |
AIには不満の要約だけでなく、購入前、使用直後、継続使用のどこで起きたかも分類させます。ページ修正の優先順位は、件数に加えて、返品や問い合わせへつながりやすい不安かどうかを人が確認します。
AIから受け取るのは完成文ではなく修正候補
AIが作った説明文を、そのまま公開する必要はありません。
次の順で確認します。
- レビューや仕様に書かれている事実か
- 自社の商品で本当に提供できるか
- 競合と違う約束になっているか
- 誤解を招く表現や過剰な約束がないか
- 画像と説明文の内容が一致しているか
この確認を通ったものだけを、ページ修正の候補にします。
AIは比較と初稿を担当し、商品の約束と公開内容は人が決めます。
物販・ECの12業務と、AIへ渡す範囲の全体像は、親記事に整理しています。
レビュー20件から、修正候補を作る
まずは自社商品と競合商品のレビューを、それぞれ少数だけコピーします。
AIへ「購入理由」「不満」「不安」「説明不足」に分類させてください。
価格を変える前に、買う人が何に迷っているかを確認する。